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2018年12月30日

「ゲーム依存症」が病気として認定されました。

健康情報

◆WHO(世界保健機関)は2018年6月、オンラインのゲームなどに没頭し、生活や健康に深刻な支障
 をきたす「ゲーム依存症」を病気と認定し、精神疾患の1つとして位置づけました。

(1)ゲーム依存症とは
   ゲーム依存症とは、人間関係や健康に問題が生じても制御がきかずゲームに没頭し続け、日常生
  活に支障をきたすことです。
   WHOは今回のICD(国際疫病分類)の改訂で、次の診断基準の諸条件が当てはまると、「ゲーム依
  存症」と診断される可能性があると明示しました。 
  
  ★ゲーム依存症の主な診断基準   世界保健機関(WHO)ICD-11による診断基準
   ①ゲームの時間や頻度をコントロールできない。
   ②日常生活でゲームを最優先にする。
   ③問題が起きてもゲームを継続、エスカレートさせる。
    こうした状態が1年以上続く場合、「ゲーム依存症」と診断される。

(2)ゲーム依存症になると
   ①心身の健康や、家族や社会などの人間関係に問題が起こります。
   ②体の問題では、ゲームの過剰使用により乱れた食生活が続く傾向にあるため、栄養失調になった
   り、運動不足により体力や骨密度が低下していきます。
   ③心の問題では、昼夜逆転の生活による睡眠障害や、ネット環境がない場合にイライラしたり、無
   気力になるなど、うつ病や自殺のリスクが高くなるとされています。
    さらに、家族がゲームを強制的にやめさせたり、注意をしたりすると、本人が暴言を吐いた
   り、暴力を振るうなど、家族関係が悪化していく場合も多くみられます。
    また、学生の場合は、ゲームを優先して遅刻や成績不振、不登校になることもあり、中には退
   学しなければならなくなったケースもあります。  

(3)ゲーム依存症への対処方法
   ・ゲーム制作会社の多くが、定期的にゲームの内容を見直して、ゲーム利用者を飽きさせない仕
   組みを追加していきます。
   ・ゲーム自体にはまりやすく、やめにくい仕組みがあるのはもちろんですが、若い世代がオンラ
   インゲームに没頭してしまう背景には、かられが現実で直面する問題が関係していることもあり
   ます。
   ・例えば、仕事や学校、家族や友人との関係がうまくいかないといった、現実世界での悩みやス
   トレスが、ゲームに走らせていることもあります。
   ・まずは、話を聞いて悩みや気持ちを共有してあげることや、依存症にならないために、次のよ
   うなポイントに気を付けてゲームを使用する際のルールを決めていくことが大切です。
    ★家族や周りの人たちと一緒に、ルールを決めましょう。

  <ルールを決める際の大切なポイント>
    ・親の名義で購入し、子供に貸し出していることを明確にする。
    ・使用時間、使用場所、使用金額を指定する。
    ・書面に残し、目に付くところに貼る。
    ・ルールは親子一緒に決める。
    ・ルールは子供だけでなく親も守る。

 ◆本情報は、特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 が発行する
    予防医学学術刊行物167号
      「2018年健康のための最新情報」 から抜粋しました。

  私たちは、「日本成人病予防協会」が認定する
    「健康管理士一般指導員」の資格を有しています。
スマイルパートナー田口

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