今回は、健やかに過ごすために、あきらめた方が良い４つのことをご紹介します。

★「あきらめる」といいことばかり！！
　・「健康でいたい」「病気になりたくない」と強く願う人ほど、「あきらめる」考え方が
　　必要です。
　・「あきらめる」とは投げ出してしまうことではありません。
　・健康に執着すればするほど、あるいは健康そうな他人に嫉妬すればするほど、些細な
　　不調に敏感になり、精神的にも落ち着かなくなります。
　・元気で健康な心と体を手に入れるには、ありのままの自信を悟る、すなわち
　　「あきらめ上手」になることです。

◆その１　➡　食事の色合いをあきらめる　
　　・料理については、こだわりを持っている人が多いものです。
　　・得意な人はもちろんですが、苦手な人も「ちゃんと作らなければならない」という
　　　強迫観念を抱きがちです。
　　・コンビニで買ってきたものでいい、品数は少なくてもいいと、頭では分かっていても
　　　実際には「もっといいものができるのでは」などと考えてしまいます。
　　・栄養については妥協しやすいものですが、意外な曲者が「色合い」です。
　　・「緑が少なかった」「暖色系になっちゃった」など、ビジュアルは欠点がわかりやす
　　　いのが、悩ましいところです。

　　★ある程度の食事の色合いの単調さについては、開き直ってしまいましょう。

◆その２　➡　キラキラした床をあきらめる
　　・きりがないものの代表格は、掃除でしょう。
　　・特に床の掃除は、掃除機もかけて奇麗にしたとしても角度を変えてみれば、新しい
　　　汚れやホコリを見つけてしまいます。
　　・キラキラした、ホコリ一つない床というイメージは捨ててみましょう。

　　★今日は十分掃除ができた、明日またきれいにしようと考えて
　　　スムーズに次の仕事に移りましょう。

◆その３　➡　上司や同僚・後輩への期待をあきらめる
　　・職場には、いろいろな人がいます。
　　　こちらの言うことを聞かない人、何度も同じミスを繰り返す人、仕事を覚える努力
　　　をしない人、誰にでもため口で失礼な人、おしゃべりばかりの人、などなど。
　　　そういう人たちと接していると、イライラしてくるのも当然です。
　　・では、どうしてイライラしてしまうのでしょうか。
　　・一番の原因は、あなたがそう言う人たちに、自分の思うようにふるまってほしいと
　　　「期待」をかけているからにほかなりません。
　　　「期待値」が高すぎるのです。

　　★他人への要求水準を下げる、期待値を低くすること。
　　　すなわち他人への期待を「あきらめる」ことです。
　　　ただし、この「あきらめる」は、１００％すべてを放り投げず、
　　　８割はあきらめるとしても、２割は良い方向に進むような工夫がないか、
　　　考える余裕を残しておきましょう。

◆その４　➡　パートナーの理解と協力をあきらめる
　　・女性の方の多くが悩んでおられるのは、夫の無理解と非協力です。
　　　さみしい話ですが、パートナーの理解と協力こそ、「あきらめる」と気持ちが楽に
　　　なる最たるものです。
　　・好きで一緒になった関係を「あきらめる」というのは、投げやりな感じが否めません。
　　　ただ、いつまでもフレッシュな関係たいというもの、無理な話です。
　　・「あきらめる」という言葉を使いたくなければ、「悟った」「円熟した」などと、
　　　前向きな言葉に言い換えてみましょう。
　　・親や兄弟でさえ、一緒に暮らしていればギスギスすることがあります。
　　　まして夫は、赤の他人です。思い通りになるはずがありません。
　　・期待をしているうちは辛い、そう思えれば肩の力が抜けてきます。
　　・「元気でいてくれるだけでありがたい」と、存在だけでも感謝できれば、立派に
　　　「あきらめた」ことになります。

　★この記事の内容は「PHPからだスマイル」２０１９．１号から抜粋しました。★

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