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2019年06月25日

手足口病の原因と症状、予防方法

健康情報

手足、口の中に発疹ができる手足口病の患者が西
日本を中心に増加しています。
過去10年の同時期では、患者数が最も多く、夏場の
本格的な流行に備え、専門家が注意を呼びかけてい
ます。
手足口病とはどのような病気か確認しておきましょう。

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       手足口病の原因と症状 
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手足口病は夏季を中心に流行するウイルス性の
感染症です。
原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッ
キーウイルス」で、複数の種類があるため何度もか
かる可能性もあります。
患者は、5歳未満の小児が大部分を占めますが、
近年では大人の感染例が増加し、重症化する例も増
えています。

症状
ウイルスに感染すると3~7日間の潜伏期間を経て、
症状が現れます

風邪のような寒気やのどの痛み、発熱
子どもは発熱しても高熱になることはまれですが、
大人は40度近い高熱が出ることがあります。

口の中や手足に発疹が現れる
白っぽい水ぶくれのような発疹が現れます。
口内の発疹には痛みやかゆみが出やすく、特に
大人の方がひどくなる場合が多いです。

口内炎ができる
口内の水疱がやぶれて口内炎になると痛みが出て、
食事や水分が取りにくくなり、脱水症状を起こす
ことがあります。

手足口病に対する特効薬はなく、粘膜保護剤の軟膏
や口内炎に対して鎮痛薬などが処方されます。
発疹の多くは1週間程度で自然に治癒しますが、
大人の場合は2~3週間ほどかかる場合もあります。

まれに髄膜炎、脳炎などの合併症を起こすことがあ
るため注意が必要です。
また、症状が治まっても2週間から1カ月は人にうつ
ることがあるので気をつけましょう。


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   手足口病の感染経路と予防法
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手足口病に有効なワクチンはありません。
また、感染した場合にも特効薬がないため、感染
経路を把握し、しっかり予防することが大切です。

感染経路
飛沫感染(ひまつかんせん)
 くしゃみや咳の飛沫によって感染する。

接触感染
 唾液や鼻水に含まれるウイルスが、目、鼻、口な
 どの粘膜から感染する。ドアノブ、手すり、
便座、おもちゃなどを介して感染しやすい。

糞口感染(ふんこうかんせん)
 便の中に排泄されたウイルスが口から入り感染す
 る。トイレの後、手洗いが不十分なまま食べ物を
 扱うことで感染する。特におむつ交換などで起こ
 りやすい。

予防方法
手洗いとうがいを徹底しましょう
マスクを着用しましょう
タオルの共用を避けましょう
●乳幼児のおむつ交換時は、使い捨てゴム手袋を着
 用し、交換後はしっかりと手洗い、手指の消毒
 しましょう
●子どものおもちゃの貸し借りに注意し、念入りな
 洗浄と消毒を行いましょう

また、夏バテやストレスなどにより免疫力が落ちて
いるとウイルスに感染しやすくなるので、日ごろか
ら規則正しい生活を心がけ、予防に努めましょう。
スマイルパートナー田口

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