2025年06月10日
紀元前5世紀頃に栄えた弥生時代の遺跡「青谷上寺地遺跡」
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6月10日(火) 鳥取の天候は曇り☁
今朝の最低気温は20.6℃。
今日は雨☔の天候で、予想最高気温26℃の見込みです。
昨日、梅雨入りし、今朝がた2ミリの雨を観測した鳥取です。
室内の湿度も70%を超え、今後は蒸し暑い日々が続く
いやの時期となります。
さて8日、鳥取市青谷町にある「青谷上寺地遺跡」を初めて訪ね
約2,500年ほど前の暮らしや道具、装身具などを観て
その素晴らしさに驚いた次第です。
今日はその一部をご紹介します。
◆青谷上寺地遺跡は、紀元前5世紀~紀元4世紀に
海上交通の拠点として栄えた弥生時代の集落跡。
◆2種類の船の破片が出土している。
①丸木舟:杉の丸太をくりぬいた船
⇒ 近海の移動用として用いられた
②準構造船:丸木舟に波除の竪板(たていた)・舷側板をつけて
船体を大きくした船。
⇒ 外海航海に適しており、交易などに使用されていた。
★下の船は準構造船(約7m:乗員5人)、ほかにも約15mの船もあった。

★松皮で作られた部材で船下部(丸木舟)と上部(舷側板)をつなぎ止める
⇒写真中央の少し黒い縦長の部分

★船の係留に使われていた(?)杭のようなもの

★外海航海で波をよけるための「竪板(たていた)」

★船の内部 この船の乗組員は5人。
4人の漕ぎ手で外海を航海していたそうです。



★青谷の人々は「海産物」「鹿、イノシシ等の動物」
「野菜・果物」「米」などを食べていたそうです。



★鹿の角は様々な道具などに加工され重宝していたようです。

★鹿の角を加工し「アワビ」を起こす道具に。

★素潜りで貝などをとるため水圧による
耳の病気が起こっていたようです。

★弥生時代の服を身に着けてみました。
大きな四角い布を「下半身」と「上半身」に巻き付けるだけです。

★琴の原型のような楽器が使われていたようです。

★勾玉など装身具作成体験の準備をされるスタッフの方。
削った時の白い粉は「ベビーパウダー」の材料になるそうです。

★装身具の加工過程

★このような美しいものを着用していたようです。

★イノシシ(左)、シカ(右)の骨(着色部分)が多く
使われていたようです。

★青谷上寺地遺跡で出土された人骨(2世紀後半)の
ミトコンドリアDNA分析によると東アジア各地の人々の
DNAが検出されています。
渡来系31個体からは28系統の母系が確認されたことから
この人々は血縁関係がなかったことが判明。

★見つかった人骨には胸部を中心に多くの殺傷痕が残っています。

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