2019年01月23日
冬の入浴は温度差に注意!!
健康情報

しかし、冬の入浴には思わぬ危険が潜んでいます。
寒い脱衣所と暖かい浴室との急激な温度変化が原因で、体調不良や突然死を招くこと
があります。
入浴中に亡くなる方は、年間1万人以上いると言われていますが、特に寒さが厳しく
なる冬場に多くなるので注意しましょう。
◆ヒートショックとは
・入浴中の突然死には、温度の急激な変化が原因で起こる「ヒートショック」が
関係しています。
・人間の体には、環境の変化に合わせて体温を常に一定に保つ働きがあります。
温かいところでは血管が拡張して血圧は下がり、寒いところでは血管が収縮し
て血圧は上がります。
・温度の変化が穏やかであれば問題はありませんが、急激な温度変化にさらされ
た場合には、血圧や脈拍にも急激な変化が起こります。
これが、ヒートショックと呼ばれる状態です。
・ヒートショックによって心臓や全身の餉餉間に異変が起こり、脳梗塞、心筋梗塞
のリスクが高まります。
また、軽く失神しただけでも頭を打つなど、大変な危険を伴います。
<入浴に伴う血圧の変動>
1.寒い脱衣所で衣服を脱ぐと、毛細血管が収縮して血圧が上昇
2.浴槽に入り体が温まると血管が拡張し、血圧は下降
3.温まった体で寒い脱衣所へ移動すると、血管が収縮して血圧が急激に上昇
◆ヒートショックの影響を受けやすい人
次の項目に当てはまったら注意が必要です。
・65才以上である
・高血圧、糖尿病などの持病がある
・肥満気味である
・睡眠時無呼吸症候群など呼吸器官に問題がある
・不整脈がある
・自宅の脱衣所や浴室に暖房器具がない
・熱い風呂が好き
・お酒を飲んでから入浴することがある
◆冬の安全な入浴方法
・一般的に日本では、脱衣所や浴室に暖房器具を置いて温めるという習慣は
ほとんどありません。
・冬場の入浴時の自己を未然に防ぐためには、今と脱衣所と浴室の温度差を
できるだけ小さくしておくことが大切です。
・また、ぬるめの湯加減でじんわり体を温めるようにしましょう。
<ヒートショックを防ぐ入浴法>
・脱衣所に暖房器具を置くなどして、入浴前に脱衣所を暖かくしておく
・浴槽の蓋を開けたり、浴室の床や壁に暖かいシャワーをまくなどして、浴室
を暖めておく
・湯船に入る前に、手と足といった末端の部分からかけ湯をして、徐々に体を
温めていく
・40度程度のぬるめの湯でじんわり体を暖める
・心臓病や高血圧の人は、半身浴にし、肩にお湯で温めたタオルをかける
・飲酒後の入浴は避ける
・入浴の前後にはコップ1杯程度の水分を補給する
★家族に高齢者や高血圧、糖尿病などの病気を持っている人がいる場合には、
入浴中に定期的に声をかけるようにしましょう。
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