2019年05月20日
5月の食養生には、キャベツとグレープフルーツを!!
健康情報

<食養生のポイント>
5月は、「肝」の働きを整えて「気」の流れをスムーズにする食材をとるようにしましょう。「肝」は、体全体の「気」の流れを調節する役割を担っていますが、ストレスの影響を受けやすい傾向にあります。
そのため、「肝」にストレスがたまって「気」の流れが滞ると情緒不安定、食欲不振、血行不良などの症状が現れやすくなります。
この時期は、「肝」「気」を補う食材をとることが大切です。また、「肝」を助けるためにも酸味を合わせて摂取すると良いです。
<5月のおすすめ食材>
◆キャベツ
キャベツは、五臓六腑の機能を調節する働きがあります。特に、肝臓の機能向上、消化促進、補気などの作用があります。
キャベツに含まれるビタミンUは、市販の胃腸薬の重要成分でビタミンKとともに胃・十二指腸潰瘍の予防に役立ちます。また、グルコミノレートは、肝臓内にある有害物質を分解する酵素の働きを高めて、肝臓の働きを高めてくれます。
◆グレープフルーツ
グレープフルーツは、寒性で体を潤し、気を降ろすなどの性質があります。また、気の巡りを良くして消化促進の働きもあります。
グレープフルーツは、爽やかな酸味と柔らかな渋みが特徴です。グレープフルーツの酸味成分であるクエン酸は、肝機能の向上、疲労回復、胃腸の粘膜保護などの作用があります。また、渋み成分であるリモニンは、肝機能の強化や発がん物質の体外排出などの作用があります。